Maguro Impression
戯言披露ブログ ~ざれごとひろうぶろぐ~

  日々思った事、戯言など適当に書いてます。最近は感想が多め。 IEの文字サイズ「小」推奨。

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今更・ファンタジックチルドレン最終話の感想

こっちで放送してから一週間。
東京で放送してから約二週間。

よーやく、私も、ファンタジックチルドレンの感想を、書きます。

いや、何回もビデオ見てから気付いたけど、意外と難解でした。
でも、引っかかっていた何かを理解した時、不思議な爽快感がありました。

では、第一回目の視聴時の、印象から書きます。

まず、最初にウルウル来たのは、トーマがセスに変わった瞬間でした。
なんだかこの時、直感的に思ったんです。
ああ、やっと、セスがティナに遭えたんだな、って。
ファンタジックチルドレンの宣伝で言ってた(?)「ようやく巡り遭った――」というのは、この事を指していたんだな、って思ったのです。その時は。

次に、「僕は君にずっと謝りたかった。」の辺りで、涙出てきて。

ゾーンに行こうとするセスを、ティナが抱きしめた所でも、思いました。
セス・・・ティナに、許されたんだ・・・、と。
そう思ったら、もう涙が止まりません。
(後から思えば、この考えは、あながち間違ってもいないけど、完全な正解じゃなかったですね。)

最後に、トーマがヘルガに、「オレはトーマとして生きるよ」と言った所では、もうとにかく涙が次から次へと。
涙と鼻水で濡れたティッシュが六枚目。(汚)
・・・二回目でも、三枚くらい行ったかな。(激しくどーでもイイ)
頭で細かいことはわからなくても、感情は理解していたのだと思います。


――では、ここからは、細かい感想を。(主にセスが現れて以降の前半部分)

トーマがセスに変わった時、私は思いました。
ようやく、セスがティナに遭えた、と。
永い時間をかけて、ようやくセスはティナに会えた。
ずっと、ティナに誤りたかったセス。そのセスの魂が、セスの姿でティナに会えた、セスの姿で罪を告白する事が出来た。

セスが、閻魔に立ち向かおうとするシーン。
その表情はまさに、ヘルガを守ろうとするトーマの顔、そのものでした。

今思えば、あの姿こそ、セスの本来の姿だったのかもしれません。
生まれ変わっても、記憶が無くても、トーマ(セス)はヘルガ(ティナ)を守ろうとしていたのです。(この辺、後半に通じるモノが。)

「セス、あなたはトーマなの!~・・トーマになって生きて!」
「トーマは僕だ。僕の罪はトーマの罪だ」

この時の、セスの表情。
その静かな表情に、何かを思いました。

・・そして、ふと思い出したのです。
この表情は、前回、トーマがゾーンに行く前に見せた、『死ぬんだな』と思った(言った?)時の表情と、一緒なのだ、と。

その時、思ったのです。
今、セスは、セスの姿をしているけど、トーマ自身でもあるんだ、と。

見た目セスだから、ついセスの独断で動いているっぽく見えるけど、彼はやっぱりトーマでもあるのです。
つまり、償いの為に死のうとしたのは、他ならないトーマ自身だったのです。
(とはいえ、セスの記憶がある今のトーマを、本来のトーマと思っていいのかどうか、よくわからない所もありますけどね;)

死んで償おうとするセス(トーマ)に、ヘルガは言います。
「死んでも償いにはならない。生きて周りの人を幸せにする事が償いになる。」
でも、セスは聞き入れません。やはり、死んで償おうとしています。
そんなセスに、ヘルガはさらに言います。
「あなたはそんなに傷ついてしまった。・・・セスはいつも私を守ってくれた。ソランの事も許してくれた。それが本当のセス。やさしいセス。
――あなたが死ぬのなら、私も死にます。」


・・最初見た時は、このセリフは、セスの罪を許す内容だと思いました。
でも、少し違うように思いました。
確かに、ある意味では罪を許す内容でもあるけど、それだけではない。
ヘルガは、自分(ティナ)が原因で、セスをこんな風にしてしまった、と思ったのです。(まぁ、その通りだけど;)
そして、その事に、罪の意識を感じたのです。

「あなたが死ぬなら、私も死にます。」・・・これを、

『あなたが償いの為に死ぬなら、私も償いの為に死にます。』

・・という風に考えると、スジが通るように思います。

ヘルガの姿からティナの姿に変わったヘルガ。
ヘルガとして生きる事を放棄して、ティナとして死のうとしています。
セスが、トーマとして生きる事を放棄して、セスとして死のうとしているように。

恐らくは、それが、生きるという贖罪を放棄して死のうとするセスに対しての、ティナの、精一杯の贖罪なのでしょう。

「ティナ・・・君は、僕の為に、僕の為に・・・」
ティナの気持を受け取るセス。
今、セスは救われたのかもしれません。

やがて、崩れ落ちるティナ。
その時になって、ようやくセスは我に返ります。

「僕はそんなツモリじゃなかった」

そう。彼は、『許して欲しい』とは思っていたけど、一緒に死んで欲しいとは思ってなかったのです。

そして、その時になって気付くのです。
死ぬ事が償いじゃ無い、という事に。
だから、生きる。だから、ヘルガに死んで欲しくない。

でも、生きる、と言った彼の表情に、
償いの為だけに生きる、という後ろ向きな感じはありません。
文字通り、生まれ変わって与えられた生を生きようとする感じさえ受け取れました。
やっぱり、自分の罪を告白し、ティナの気持を受け取ったから、でしょうか。

今、セスの後悔だけする苦しい日々は、終わったのです。

それを象徴しているのが、
ラスト付近で、トーマの肩にアメデオが乗るシーンですね。

多分、トーマはもう以前のトーマと違うのでしょう。
以前の、元気なだけのトーマじゃなく・・・
どちらかというと、元のセスに似た、やさしい少年になったのだと思います。

思えば、トーマ(セス)は、どこか無理してたのかもしれない。
心の中にある、何かひっかかった想い。
それが、トーマをかえって元気な少年にしていたのかもしれない。

セス本来の魂の姿・・それは、セスにとっては忌まわしきモノだった。
だから、無意識的に、元のセスとは違う姿になろうとした。


『トーマになりきれなかった』とセスが言っていたのも、その事だと思うのです。

けど、今、彼の心にわだかまりは無い。
彼は、彼本来の姿を、心を、正直に出せるようになったのだ、と。

だからこそ、アメデオも彼になついたのでしょう。

・・・以上です。
これこそが、私が最終回を見て、改めて『ファンタジックチルドレン』はセスの物語だったんだな、と思った理由です。


――では、最後に、余談的に。
まだまだ書き足りなかった分の感想を、箇条書きっぽくまとめてみました。


◆狭間にいたカラス?
海岸で、トーマをヘルガの所に導いたように見えるあのカラス。
7匹いたけど、アレは、ベフォールの子供達を象徴していたのでしょうか?


◆ヘルガスライディング。
・・・予備知識が無かったらどう思っただろーか;
思わず吹き出していた?・・・いや。そうはならなかったと思う。
シリアスシーンにおいて、ともすればギャグにも見えそうなこのシーンは、逆に違和感となり、狭間という世界の不気味さを盛り上げているような感じも。


◆セスに変わる瞬間に流れた、血。
流れる血は罪人の証。後悔する心の苦しみの象徴。
・・・今まで、トーマが過去の記憶を思い出す時に出た血。
あれは今思うと、セスの、後悔する苦しみの象徴だったんですね。
トーマがセスに変わった時に流れた血も、罪人の証のごとく禍禍しい感じがありましたし。


◆ゲルタ
ゲルタの記憶は、一時的なもので、すぐに失われる。
けど、例え、具体的な記憶は無くなったとしても、何かが残ると思う。
今までのように、何か引っかかった気持は無くなるのだと。
――それで、良いんだと思う。


◆アギ達
ティナが見つかり、その意志を確認し、その生命を守った事で、彼らの役目は終わった。
彼らはようやく、自分の与えられた生命を生きていく事ができるようになったのですね。
でも、できれば、彼らがその後どうなったのかも知りたかったっ!!
アギとソレトが再会するシーンなんぞが描かれてたりしたら、感激モノだったよっ!!!きっとっ!!!あー、もったいねーーっっ!!!!(本音)


◆デュマ
デュマは、最後に、ティナの体を彼女の為に作った庭園に安置しました。
「姉さんの止まった時間は動き出します。」
この言葉は、デュマが、ティナがヘルガとして生きていく事を認めたという事だと思いました。
だからこそ、デュマは、ティナの体を庭園に安置したのでしょう。
姉さん―心の拠り所―に、庭園を、あげる。
それは、デュマの心から、姉を解放する、という事だと思いました。
だけど、それは同時に、彼が自らの心の拠り所を無くす事でもあります。
だから、デュマは、自分の心の時間を止めると言ったのです。
恐らくはこれこそが、彼なりの心の決着のつけ方だったのでしょう。


◆クックス刑事&アリス
彼らは、物語を盛り上げる役回りなんで、まぁ、こんな所かと。(おいおい)
・・・続編でもあれば、活躍しそうだけど。(続編そのものが無いが;)
もーちょっと時間があれば、クックス刑事の手記形式で、その後のアギ達の様子とかが語られる・・・というのもアリだったと思うんだけどなぁ・・・。


◆「チット、わたし達も、施設に戻りましょう。」
ヘルガには、アギ達が去っていった理由がわかっているんですね。
『わたし達と言った所に、それが現れています。
アギ達は、自分の与えられた生命を生きる為に去っていったのだと。
だから、黙って去っていったのも、なんかわかる気はします。
でも・・・でもやっぱり、別れ際に挨拶くらいしていって欲しかったなーー!!!と思うんですよねっ!私的にはっ!!なんつーか、感傷的な問題として!!


◆「ヘルガ、きっとソランに会えるよ。・・~あいつはそういう奴だ。」
今のトーマだからこそ、言えるセリフですね。
セスの心の引っかかりは取れたけれど、ヘルガにとっては、まだこれからソランを待ちつづける長い日々が始まるのです。
だから、この言葉は――トーマがヘルガを思いやり、セスとしてティナに贈る、最後の言葉なのです。(いや、実際に最後かどーかはわからないけど。とりあえずお話の中では、最後だよね;)
また、トーマが大きく変わった、という象徴のような言葉でもあります。


◆ラストの二人の邂逅
いやもう、会えて良かったね、って感じ。
ソラン、めちゃ嬉しそうやなー。
贅沢言うなら、そこにトーマもいて、二人の邂逅を見届けてもらいたかった気も。
・・・いや、でもココはなにかと難しい所かな。
トーマのその後まで描くにはちょっと時間が足りないし、短い時間に入れると、ともすれば蛇足になりやすいしね。


◆エンディング
正直言うと、ちょっとコレは不満でしたねー。
ソランとの出会いから、セラフィーヌ、クリスティーナ、までの流れはまだ良かったんだけど・・・それ以降の流れとか、さらに一番ラストが、仏像の手の平に乗っているヘルガ、というのが、なんとも中途半端な感じを受けました。

個人的には、エンドロールは、その後のアギ達の様子とか、トーマやチットの様子とかを流して欲しかったですね。で、ラストが、やっと会えたソランとティナ、って感じで。

それがダメなら、セラフィーヌまでの流れは同じとしても、それ以降は今までの話のダイジェストにして、で、ラストだけは、やっぱり、やっと会えたソランとティナ、って感じにした方がキレイにまとまったと思うんだけど・・・。

・・・まぁ、何か考えがあってのことなんでしょうが。
少なくとも私個人としては、ラストが中途半端な感じを受けてしまった所が、惜しかったです。


という事で。

ようやく、感想を書き終わりました。
長かった・・・ホント、長かった。(文章もな)


・・・コレ、最後まで読んだヒトいるかなー。・・・いるワケないよな;
もちょっと短くまとめられたらイイんだけどね;

まぁ、書きたいコトは、ほぼ全部書いたんで。
私的にはスッキリ出来たからイイかな;(自己満足)

  1. ファンタジックチルドレン
  2. 2005/04/09(土) 23:03 | 
  3. コメント:0 | 

  

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